ココナッツオイルは、暑い夏の季節は液体になって冬場には常温でも固まります。気候の変化でカビてしまったり傷んでしまわないように保存するには、どんな容器を使ってどういった状態で保存するのがよいのでしょう?
ここでは、ココナッツオイルの意外と知られていない、上手に長持ちさせる保存法についてまとめてみました。
常温?冷蔵?
ココナッツオイルは、実はとても傷みにくく酸化しにくい、劣化しにくいオイルです。ですので、液体になったり固形になったりを繰り返しても、常温と冷蔵を交互に繰り返して保存をしても問題はないのです。
おすすめは、料理にもマッサージにもすぐに使える常温保存です。
冷蔵保存でも大丈夫ですが、冷蔵保存したオイルは、バターなんて比ではないくらいものすごく固くなってしまいます。私自身の経験ですと、スプーンで削り取る際にスプーンが曲がってしまったり、削ったものが飛び散ってしまったりと散々なことになりかねます。
冷蔵庫に入れちゃった…なんて人も、今後の保存状態に問題なく安心して常温にシフトできます。
ですが、保存方法によっては、冷蔵保存の利点もあります。こちらのやり方は「どんな容器に入れて保存するの?」を参照ください。
おすすめの保存場所は?
パッケージにも記載されていますが基本的には直射日光、高温多湿の場所を避けた常温とありますので、そういった場所をさければ保存場所は大抵どこでもでも大丈夫です。
キッチンの棚の中や食器棚の中など、使いやすい場所でOKです。
この常温保存方法で大体開封後でも1年はもちます。
使う時にビンの外側に垂れてしまっていることに気付かずそのまましまってしまうと、油染みができてしまうことがあります。
ビンの下にキッチンペーパーや新聞紙をしいておく、お皿の上に置いておくなどの工夫をすれば、保存場所を汚してしまう心配もありません。
どんな容器に入れて保存するの?
ココナッツオイルを冷蔵保存すると便利な点もあります。1回分の小分け保存ができて、料理の時に1粒ポンと出して使えるのはとても便利です。
冷蔵保存の際の容器として便利に使えるのは、100円ショップでも売られている製氷皿です。
作りたい大きさの製氷皿を見つけて、液体になっているココナッツオイルを入れて、冷蔵庫で冷やし固めます。
固まったオイルは、製氷皿から取り出して、ジップロックに入れて保存しておくのが便利です。または、ココナッツオイルの入っていた瓶を利用するのもおすすめです。
常温保存の場合は、ビンやプラスチック容器に入っている商品の場合はそのままの容器でOKですが、使う際に綺麗に洗ったスプーンで取り出すなどして、衛生面に気をつけましょう。
袋に入ったタイプのオイルは、きれいに洗って乾燥させたタッパーに入れると、口が広くて使いやすいです。劣化しにくいココナッツオイルですが、水に弱いのでしっかり乾燥させた容器に詰替えてください。
スキンケア用と食用の保存方法は?
ココナッツオイルを愛用している私は、食用で使う頻度がかなり高いので、小さなタッパーにマッサージに使う用を含めたスキンケア分だけを取り分けています。
今までは、スプーンで小皿に使う量だけを取り出してスキンケア用にしていましたが、足りなかったり多かったり足したり捨てたりと、面倒な上に余るともったいないですし、何度もスプーンを入れると衛生面にもよくないので、今はタッパー採用中です。
逆に、スキンケア用に多く使用し、食用ではあまり使わないという方は、食用分だけを上で説明した冷蔵保存しておく方法が便利でおすすめです。
冬場は常温保管でも固まってしまうので、液体の状態を使いたい場合が多い方には、電子レンジ対応のタッパーにある程度の分量だけを移しておいて、使うたびに溶ける程度レンチンして使うやり方が便利です。
ココナッツオイル美容活用法
カビが生えない保存方法は?
とにかく異物や水分が入らないようにすること。
劣化には強いココナッツオイルも、異物や水分が入ると簡単にカビが生えてしまいます。大ビンに入っているものを直接使う場合は、その都度スプーンが出入りしてその分カビが生える可能性が増えます。
大きな瓶入りのオイルは、タッパー等にある程度の分量を移しておいて、使い切ったらまたタッパーに入れる方法にする方が大ビン自体にカビが生えにくくなります。その際移すタッパーなどを煮沸したりするとタッパーの方もカビが生えにくくなります。
ココナッツオイルは普通のサラダ油同様、基本常温保存で冷蔵庫に入れる必要はないとされてます。ですが私の場合、使いたい何回分かの分量をタッパーに移しておき、残った大ビンの方は冷蔵庫に入れて保存しています。
この方法で、これまで大瓶のオイルにカビがはえたことはありません。